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ブランドコンセプト決定 1

私の眼鏡に関する経験とは、あくまで企業戦士としての経験です。デザイン、企画という商品の開発畑一本で進んできた私は、デザイナー時代、ディレクター時代を通し、おそらく数千モデルの開発に携わり、そのトータルの販売枚数は数千万枚に及ぶでしょう。
幸運にも勤めていた企業は、今では数少ない自社ブランドをワールドワイドに販売している企業であったため、数多くのプライベートブランド、ライセンスブランド開発を手掛けてきましたが、その目的は会社として収益を上げるためであり、その手段が眼鏡だったような気がします。
こんな私が、自分のブランドを立ち上げようと思ったときに、最初にぶつかった壁が、「どんなコンセプトで行くのか」でした。このような書き方をすると一見カッコよく見えますが、考えれば考えるほど混乱して、自分で何がしたいのかがわからなくなったのです。
今のトレンドは?どんな物が売れる?どんな価格帯が適切か?などという事は、容易に想像できるのですが、クリエーターとして何を打ち出し、何を特徴としてゆくのかとなると、まったく異なる発想が必要でした。
この事は作曲の世界でいえば、編曲者と作曲者の違いだと思います。企業内では数多くの種類のブランドを手掛けていたため、各コンセプトに応じた幅広い対応が必要です。かつ売れなければならない、安く造くれなければならないなどの諸条件が加わるため、アレンジャー的な能力を求められていました。
そんな私が作曲を始めようとしたわけですから、混乱するのも当然と言えば当然です。
作曲者でも、当然良い悪いがあります。私にとって良い作曲者とは、曲を聴いただけでその作曲者がわかる作曲者です。
例えば、今年解散をするサザンオールスターズ桑田佳祐氏などは、聞けば直ぐわかる曲調でさらに支持される=売れるという両面を実現している天才作曲者だと思っています。
私も、数年かけて良い作曲者になるべく、日々努力してゆきたいと思っています。